令和3年度 上半期の振り返りと下半期の展望
山梨県弓道連盟会長 菊池 敏彦
新型コロナウイルス感染拡大に振り回された令和2年度の教訓を受け、令和3年度は「ゼロコロナ」を目指しつつも「ウイズコロナ」の考え方の中、半期が過ぎてきたように思います。県連の行事を振り返ってみると、7月まではほぼ予定通り実行することができました。武道館の使用に関しては選手・役員の合計が100名以内という利用制限が課されるなかで、様々な工夫がなされました。
審査では、4月25日(三段から五段)、5月16日(無指定から四段)、7月4日(無指定から四段)と三回の地方審査を実施することができました。講習会については、3月14日に錬士以上25名、4月4日に四・五段40名、5月9日に三段以下38名、6月6日に四段以上55名の参加を得て、三密回避に注意を払いながら熱のこもった講習会が実施できました。
大会においては、3月21日に第1回オンライン全国弓道大会が実施され、全国31チームが参加、本県からは前年度の成績をもとに選出された3名(内藤良太・岡本美鈴・山下弘行)でチームを組み参加し、新しい様式が試されました。また、5月2日には、全日本弓道大会が地連別に通信大会として本県からは33名の参加を得て実施をされました。4月の段位別選手権は午前に三段の部と四段の部、午後に五段の部と称号者の部を分けて実施することで人数の条件をクリアしてきました。全日本勤労者弓道選手権大会県予選には4チームが参加、ファナックAチームが代表権を獲得しました。(残念ながら栃木県で予定していた本大会が中止となってしまいました。)
県外の大会については、全日本選手権関東ブロック予選会が6月27日群馬県で実施され、各都県男子・女子それぞれ2名ずつ20名が参加し、20名中3名の代表枠に挑戦しました。女子代表として参加した佐野弥生、根津里美両名が代表権を獲得する頑張りを見せてくれました。また、7月23・24日に宇都宮市で開催された国体関東ブロック予選会では、少年男子・少年女子が代表権を獲得する活躍を見せてくれました。
順調かに見えた流れが、7月後半から暗転し始めました。7月12日、4回目の緊急事態宣言が出されたものの、感染は拡大の一途をたどり、緊急事態・蔓延防止の対象都道府県が拡大し、山梨県も蔓延防止の対象県となりました。この影響を受け、下半期の県連行事や、関東・全国の行事も中止や延期を余儀なくされてきています。8月29日予定の評議員会は書面による会議に切り替えさせてもらいました。9月4・5日の関東地域選抜大会は、1月に延期、12日の体育祭は中止となり、9月19日の審査会も12月延期をする予定です。三重国体も25日、中止が正式決定されてしまいました。残念です。
このような状況下にありますが、各支部には情報を逐次報告させていただきます。連絡を密に取り合いながら、会員各位のご理解ご協力のもと下半期を乗りきっていきたいと考えます。よろしくお願いいたします。
令和3年8月26日 **************
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